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梅酒

酒を飲みに行って、ときどき梅酒を注文するようになりました。梅酒なんて酒じゃない!と思っていましたが、友人が頼むので一緒に注文したのがきっかけでした。・・・美味しかった。そして、梅酒は種類が多いことも知りました。焼酎からも日本酒からも作れること、その質はピンキリだということも酒飲みの知り合いたちに教えてもらいました。

わたしの実家には、庭作りが好きだった父が植えた古い梅の木があります。季節になるとたくさんの梅の実がつきます。は、教師の仕事を退職して胃がんで死ぬまでの短い期間に、その梅の実を使って梅酒を作っていました。でも、残念ながらそれを飲んだ記憶がありません。ちょうど大学時代で実家から離れていたからかもしれませんし、そんな甘ったるいモノなんか飲まない!と突っ張っていたからなのかもしれません。

酒飲みだった父も母の作った梅酒はあまり飲まなかったと記憶します。母が亡くなったとき、母が作った梅酒を壺5、6個分捨てたのを覚えています。亡くなったのが5月ですので、あのときの梅は、その前年(まだ入院する前)のものだったのかしら?20年ほどしてが亡くなった後、家の片づけをしていたら納戸の奥深くに山積みされた壺がみつかりました。もはや主の居なくなった家には必要のないものだと判断して壺を処分しました。何か、深い思い出の残った存在が消えていく感じがしました。

母の作った梅酒はどんな味だったんだろうか?飲んでおけばよかったなと今になって思います。そして今、人に貸している実家の庭の梅の木はもう実を付けなくなったのだろうか?・・・やっと花が付き始めた我が家の小さな枝垂れ梅を見ながら、そんなことを思いました。

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