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完璧主義

わたしの印象では、無意味に数字にこだわるのは医療従事者に多いような気がします。特に、検査技師さんと看護師さん、そして時々医者。

数字の意味をちゃんと分かっているのに、どうしてそんな意味のない数センチを気にするのか?あきらかに検査値が正常範囲なのに「上限に近い」と云ってそんなに気にしているのはなぜなのか?・・・わたしにはどうしても理解できませんが、いろいろな重症患者さんや思いがけずにミゼラブルな経過をたどった患者さんの姿を何度も目の当たりにしているから、他人のことなら冷静でいられてもついつい自分のことだと不安になってしまうのかもしれません。でもそれでも、医療従事者がそんなこだわりでアタフタするのはわたしにはいつまでも理解できないことでしょう。

健診を受けたら、今年初めて「やや異常」というのが出た!と大騒ぎしている若者がいました。そんな彼には、「受けた検査項目が増えてしまったからだよ」と教えてあげましたがなかなかピンとこないようです。若者が受ける検査と、ある歳以上になって受ける検査ではその項目数が全く違います。歳とともに受ける検査項目の数が増えるのですが、検査が増えれば当然「異常」といわれる可能性は増えます。単に検査項目が少なかったから「異常なし」だっただけの話です。今時、完全無欠の検査結果であるのは至難の業です。「やや異常」は「異常なし」と同義語だと認識しているのは、健診関係者だけなのかもしれません。

日本人は、男も女も若いのもお年寄りも、本当に「完璧」が好きです。「異常値」は「標準の値ではない」というだけのことで、ちょっと背の高い人に文句をつけているようなもの、ただのコンピューターの嫌がらせですと説明するのですが、なんか納得してくれません。困ったものです。

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