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タバコとハンバーガー

BMB2008という、分子生物学と生化学合同のみるからに難しそうな学会が神戸で行われ、そのレポートもMedical Tribuneに掲載されていました。

ベンゾ[a]ピレン(BaP)という物質は喫煙の主成分らしいのですが、それがハンバーガーなどの加熱食品に大量にふくまれていると云うのです。それでもってこの物質を動脈硬化モデルマウスに食べさせると動脈硬化が進行し、さらに動脈硬化誘発食(高コレステロール+高脂肪食)を同時にとらせるとその進行度が増します。BaPは免疫で重要な働きをする胸腺を萎縮させますが、動脈硬化誘発食を同時に投与するとそれが一層ひどくなり、動脈の中性脂肪の蓄積も増加させるのだそうです。

要するに、脂質代謝異常によって作られた動脈硬化巣がBaPによってさらに増悪することが示されたわけで、欧米型食習慣に伴う動物性脂肪や加熱食品を大量に取りながらさらにタバコを吸っていると動脈硬化は加速度を増すことになるよ、ということのようです。BaPがあると大動脈で代謝を活性化させやすくなり、動脈硬化メカニズムを誘発する恐れがあるのだとも書かれていました。

タバコの主成分とハンバーガーの成分が同じだという事実には驚かされましたが、それでなくても現代人は食事の欧米化でかなり大量のBaPを取っているのだということを分かっておかなければならないでしょう。

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