誕生日
今日は、4歳違いのわたしの姉の誕生日です。
子どもの頃は良くけんかをする姉弟でしたが、大学受験の前日に一生懸命英単語を覚えていた姉に対して「今ごろしてもムダだよ!」と軽い気持ちで云ったら、突然不安そうな暗い顔になったのを覚えています。あのとき以来、あまりけんかをしなくなりました。今は三重県に住んでいます。長男のアトピーを診察した医者の説明の仕方が不安だった!と、なぜかわたしのところに文句の電話をもらったこともありますが、わたしが父の反対を押し切って結婚したことを知ってからは口も聞かなくなり、遠く離れていたこともあってそのまま疎遠になっていきました。
久しぶりに彼女と話したのは、母の十七回忌のときでした。それは妻が初めてうちの親族に正式に紹介された日でもありました。でも本当に互いの想いを語ったのは父の急死の後からかもしれません。何日も同じ屋根の下に居て相談しながら遺品をひとつひとつ整理したときに本当にココロが再接続できたような気がしました。わたしの唯一の身内である姉と再度つなぎ合わせしてくれたのは、云うまでもなくやはり両親だったのだとココロから感謝しています。もともと多くを語り合う間柄ではありませんでしたが、あのころポツポツと語ってくれた彼女の若いころからの想いは、本当はまだまだ語り尽くせていないだろうと思います。
何度も繰り返される法事の度に顔を合わせましたが、昨年父の七回忌も終わり、また当分会うことのない関係になります。それでも、きっと昔とは違った姉弟の間柄であるだろうと信じています。先日、息子の就職にあたって保証人になってくれないかという電話がありましたので、快く引き受けました。
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