パニック体験
友人たちと某デパートに遊びに来ましたが、待ち時間があるというのでデパート内を一人で散策しておりました。三階の売り場の中を何をするでもなくブラブラしておりました。
ふと、あることに気づきました。静か。静かすぎる。徐に辺りを見回してみたらわたし以外誰もいません。それを除けば他には何一つおかしなことはありませんが、とにかくわたし一人。・・・突然、異常な不安感が押し寄せてきました。わたしの目は出口の一点に釘付けになりました。「急いでここから出なければ危ない!」・・・咄嗟にそう感じて走り始めました。出口のドア以外は視界から消えています。突然胸がドキドキし始めてきました。とてつもない不安感がザザァーっと押し寄せ、視界が波打つように広がったり縮んだりして落ち着かなくなりました。
はやる気持ちで出口を飛び出た後、とにかくみんなのいるところに行かなけりゃと思い、狭い非常階段を上り始めました。ところが不安感は強くなる一方で、ふと「反対!」と思いました。何故だか分かりませんがそう思うと急に振り返って下り始めました。狭い階段の途中で誰かとすれ違った気もしますが定かではありません。壁に囲まれた非常階段をグルグルと回りながら何段下りても外に出ません。何?ここはどこ?出口はどこ?目の前の視野がどんどん狭くなっていきます。不安感と動悸がおさまりません。とにかく、外の空気を吸いたいんだ!誰か助けて!
と、ここで目が覚めました。数日前の夜中のことです。パニック発作ってこんな感じなのかな、と思いました。初めての経験です。どうしたのでしょう。わたし、病んでいます。
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コメント
人の感覚を理解しようとする事はむずかしい。恐怖は瞬間的な塊なら、不安はジワリと増えていく塊?不安要素が多ければ塊のデカさにパニックか?いやいや、これは自分の感覚。自分の意図に反して事を実行したときの反動。仕向けた相手は損はなく、背負うのは自分というジレンマか、サックリ手首切った自分にドン引き。相手が心ない人間と気づけてよかったと今では思えるが。パニック状態でした事を自分自身理由付けできないのに他人に理解出来るだろうか?想像の域では?否定的に感じたら申し訳ない。ただ親身そうな人を信じられないのだ。
病んでいるのは私自身だろう。
投稿: | 2009年4月18日 (土) 00時26分
パニック体験とパニック障害は全く別ものだと考えています。それが実体験であれ似非体験であれ、パニック体験をしたからと言ってパニック障害は理解できないと思います。一度の経験は「不思議なことがあった」「あのときはどうかしてた、苦しかった」という語り草ですが、それが前触れなく襲ってきていつまで続くか分からない不安は並大抵なことではないと推測します。しかも、なぜそうなったか原因が分からないのが普通です。あいつのせいだ、あの出来事のせいだ、という具体的な標的がない分だけ、何故わたしだけ?という疑念が苦しみを一層増させているようです。
投稿: ジャイ0425 | 2009年4月18日 (土) 06時36分