手際と手順
夕食の食材宅配サービスを頼むようになって5ヶ月を過ぎました。最初はこんなに少ないの?と思いましたが、最近は「多すぎるよ」とグチるようになってしまいました。慣れとは恐ろしいことです。
さて、先日小さな宴会で料理の話になりました。ちなみに、わたしはほとんど料理ができません。世の魅力的な男性たちのように「美味い料理を作りたい!」という衝動に駆られることがまったくないばかりか、味さえ濃すぎなければ、世に不味い料理などほとんどない!と思い込んでいる、錆びた舌の持ち主です。
前述の食材宅配サービスは、毎回必ずおかず三品分の材料が入っています。三品それぞれの作り方のレシピも同封されていますのでそれに従ってそのまま作れば、準備された料理ができあがります。ただ、夕食の準備として、その三品を同時進行で作りあげる「手順」は何も指示されていません。いらん世話だといえばいらん世話ですが、Aの準備をしながらBの下準備を開始し、さらにCの野菜をいつ刻むか・・・料理のセンスは「手際」に出ます。でも、準備されているのはあくまでも各々の料理の作り方のみです。「わたしは料理が好きだからそういうことはまったく苦にならないけれど、料理ができない人には辛いでしょうね」・・・いつものように指示通りの料理を手際よく作り上げながら、妻が以前そう話していました。
考えてみると、料理に限らず、世の中何事も手際と手順次第です。それが、「できる人間」とそうでない人間の決定的な差なのだろうと思います。わたしはどうかといえば、何をするにも要領が悪くてイヤになってしまいます。
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