漢字が多い
うちの職場の広報誌に定期的にコラムを書くようになって、もうすぐ15編めになります。ここに書くコラムの内容はわたしに一任されているため、提出したモノが原則としてそのまま掲載されます。ですから、良かったのか悪かったのか、内容の偏りや間違いがないかを指摘してもらうこともできません。そのため、できあがった広報誌をときどき友人に送って評してもらっています。
「内容はわかりやすいし、文章もやさしくて自分は好きだ。ただ、いつも思うのだけれど、ちょっと漢字が多すぎる気がする。同じ内容でも、漢字が占める割合が多いと重い感じがして読みたくなくなる場合がある。」・・・ある時、友人のひとりにそう云われました。
これはとても大事なことのような気がします。自称「国語博士」のわたしは、当用漢字に直せるモノは直して標記するのが当然の正しい日本語表記だ、と思っていました。それはそれで正解だと思うのですが、でも、公文書や論文ではありませんし、最大の目的は「人に読んでもらう」ということですから、「漢字が多い→むずかしそう」の感覚は避けては通れないと思いました。ときどき、作家さんの書く文章で、何でひらがななの?と思うことがありましたが、そんな意味もあるのでしょうか。
今では時々(ときどき)、わざと漢字に直さないで表記したり(表したり)、できるだけ平易な言葉に(やさしい言葉に)変えたり、いろいろトライしてみています。大体、漢字が多い時には自ずと内容が固くなり、あるいは自分の中で内容や云いたいことをきちんと把握していないことが多いモノです。自分で噛み砕けてないのであれば、人には伝えられません。ん?今日の文章は、何か漢字が多い気がします。屁理屈で引き伸ばした文章だからでしょうか?
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