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飛び箱

肥満児で運動オンチだったわたしは、小さいころからかけっこが苦手でした。かけっこだけでなく、逆上がりも飛び箱もできませんでした。泳ぎも苦手でした。オンチな音楽と、もっとオンチな体育だけ通知表はいつも3でした。

当時小学校の教師をしていた父は、日曜日に自分の勤務する学校にそんなわたしを連れて行きました。日曜の職員室はとても魅力的です。職員室の父の机の引き出しの中には、まるでドラえもんのように、小さな子どもにとって魅惑の教材サンプルがたくさん転がっていたからです。そんなひと時のあと、騙されたように体育館に連れて行かれました。数学(算数)が専門の父はとりたてて運動などしたことはないと思っていたのですが、まがりなりにも小学校の教師です。ちゃんとした教科書どおりのノウハウで教えてくれ、数時間で飛び箱も逆上がりもできるようになりました。運動は苦手でしたが、練習してできるようになるのは快感でした。だから今でも、練習は嫌いではありません。

実は、そんなわたしは6年生のとき、100m走の地区記録を持っていました。運動オンチだったわたしが学校の陸上の代表として市の大会へ出るようになったきっかけは大したことではありません。4年生のときの運動会でなぜか3位になったからです(それまではドベ)。有頂天になれるほど自分を信用できませんでしたが、でももしかしたら自分は足が速いのかもしれないと錯覚しました。ジョギングなど始めてみました。5年生の運動会ではダントツの1位になり、リレーの選手にも選ばれました。自信なんて所詮そんなものです。

運動に限らず、やればできる(かも)という自分への自信が生じるきっかけは大したものではありません。自分に自信のない皆さん。焦らずともいつか錯覚に近い自信が生じるきっかけに出会います。それに気付いたときに、もっと錯覚しておけば大丈夫です。

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