海女と山男(ウミオンナとヤマオトコ)
妻は海が好きです。青い海をみるとこころが騒ぎ、年に一度は石垣島や沖縄の海中に深く潜ってこころもカラダもリフレッシュさせるのが習慣でした。前世は海人だったに違いないと思います。一方わたしは、青い海をみていると胸が騒ぎますが、それはどちらかというと「胸騒ぎ」。なぜか必ず虚しく悲しくなってきます。それは小学校に上がる前からの感覚です。前世で沈没した船の底にいたのではないか、と思ったりしています。
そんなわたしは山が好きです。森林や高原の緑の中に立っているとすーっとこころが安まってきて、ずっとここにいてもいいかなと思います。実際、以前山の中の病院で勤務したときに、このままここに残ろうかな、と真剣に考えたことがあります。
夫婦でよく、「こころの洗濯のために屋久島に行ってみたいよね」という話になります。でも目的地が全く違います。妻は、屋久の紺碧の海をみていると幸せな気持ちになれるから、一日中蒼い海の中で潜り三昧したいと思っています。私は、厳しい山の中に入っていって、屋久杉(縄文杉)のオーラを感じてきたい、天からの恵みの雨に濡れてきたいと願っています。きっと夫婦で屋久島に旅行に行ったら、島に着いた途端から帰るときまでずっと別行動、ということになるのでしょう。
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