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太ったマウス

アメリカ(南カリフォルニア大学)から、カロリー制限とアンチエイジングの関係についての動物実験の報告がありました(J.Nutrition, 2009:139)。

「やせたマウス(たぶんやせたヒトも)がカロリー制限をするのは、アンチエイジング戦略としては無駄かもしれず、むしろ危険かもしれない」、つまり「カロリー制限がすべてのマウス(すべてのヒト)の寿命を延ばすとは限らず、有用なのは食べ過ぎの肥満マウス(肥満ヒト)のみである」という単純明快な結論です。まあ、当たり前といえば当たり前の結果だと思いました。

でもこのメタボ時代、だれもが盲目的にやせ志向に邁進(まいしん)していますので、良い警鐘になる論文だと思います。さらにこの論文には、「老齢マウスにカロリー制限を行うと寿命が縮む」という忠告も書かれています。健康に気を遣いすぎる高齢者の皆さんはどうか世間の騒ぎに影響を受けすぎて「やせたやせた」と喜びませんように。また、肥満マウス(肥満ヒト)について、「肥満体に限れば身体活動を増やすよりもカロリー制限をした方が望ましい」というコメントも付いていました。つまり、「ハンバーガーを一気にたべてしまったとしたら、ランニングマシーンを利用するよりも、その後のダブルチーズバーガーを1回抜く方がはるかに効果的だ」ということになります。・・・なるほど、と納得しながらも、そんなことができるなら肥満マウス(肥満ヒト)になんかなってないわ、と突っ込みを入れたくなるのであります。

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