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あいさつの年齢

道を歩いていたら、近くの中学生が「こんにちは」と大きな声であいさつをして通り過ぎました。思いがけない声に、「こ、こんちわ」・・・いい歳をしてわたしはアタフタとしてしまいました。

朝、職場について更衣室に行くまでにいろいろな人とすれ違います。患者さんや家族の人たちに「おはようございます」とあいさつすると、ある年齢以上の人ならほぼ全員が返事をしてくれます。朝からとても良い気分になります。でも、制服に着替えた職員とすれ違うときに同じことをしても約半数は返事が返ってきません。医者たちの返事が返ってこないのはもう慣れました。彼らは、特に医者になってから大学病院や公立の大きな病院でしか働いたことのない医者には、知らない人(といっても同じ職場の職員なのですが)にあいさつをする、という概念がありません。可哀想に、と思います。

そんな彼らでも、おそらく小さな子どものころや小学校低学年のときには、きちんとあいさつができていたはずです。そう学校や家庭で教育していたからです(そのときからできない子は高い確率で親もまともにできません)。ところが、中学後半から高校、大学生になったころからできなくなります。「恥ずかしい」というか、「かっこわるい」と感じるお年頃です。近くの知らないオジサン・オバサンに意味もなくあいさつするなんて、まるで「子どものすること」という感覚、わたしもそうだったので良くわかります。

それがまたあいさつするようになるきっかけは何なのでしょう。社会人として他人と対応する必要ができたとき、あるいはお父さんやお母さんになったときでしょうか。それでも仕事でもないときにはしないという人は頑なにしません。「あいさつ」から出てくる、辺りを穏やかでポジティブな空気にさせる力をもっと感じてほしいなと思って、たとえ返事が返ってこなくても無差別にあいさつをしているわたしは、ちょっと変人かも。

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