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突然の死

妻の中学校時代の友人の母が昨日の未明に亡くなりました。肺がんでした。

ほんの2週間前まで、元気にガーデニングをしていたという70代半ばの女性でした。その友人の父親は長い闘病の末に正月に亡くなったばかりで、母子2人暮らしなって半年後のことでした。

数日前、妻にメールが届きました。母親が入院したこと。ちょっと腰が痛いと云って病院を受診したらそのまま入院になり、肺がんであることを告げられたこと。すでに全身に転移していたこと。組織型を確認するために気管支鏡検査をする予定だったが急速に悪化して結局検査もできないままになったこと。何がなんだかわからないこと。

医療関係者ではない彼女にとって、この2週間の出来事は何一つ理解できることではなかっただろうと思います。最愛の人がある日突然入院して、何を考える時間もないままに意識がなくなり、みるみる危篤状態になって、何も話せないままに何の心の整理もできないままに逝ってしまったことを、きちんと受け入れるのは大変だろうと思います。それでも、ほんの数日間だけでも時間があったことは、何はともあれ彼女には大切な時間だったことでしょう。そういえば、7年前に亡くなったわたしの父は、わたしの知らない間に(というより誰も知らない間に)一人で逝ってしまっていました。わたしが何も知らずに普通に生活していた同じときに、父は一人この世を去っていったのだと思うと、たとえ受け入れがたい突然の別れであっても、きっと彼女の方があるいは彼女の母親の方がきちんと区切りができただろうと思います。

通夜、葬儀から法要まで一人でやりくりすることになるであろう彼女が、ゆっくりとご両親と改めて対話できる日は、かなり先になることでしょう。ご冥福を祈ります。合掌。

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