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素人みたいな酒の話

つい最近まで、焼酎の方が日本酒やワインよりカロリーが低いと思っていました。患者さんや健診受診者さんには「数呑みゃどっちも一緒ですよ!」と云ってのけていますが、本当は蒸留酒である焼酎が一番カロリーが少ないと思い込んでいました。

ところが先日、「焼酎とワインと日本酒、同じ量ならどれが一番カロリーが多いのですか?」という質問に管理栄養士さんが答えたのを傍で聞いていて、仰天しました。

アルコール1%当たりのカロリーはもちろん焼酎が一番低いのだけれど、日本の焼酎は日本酒やビールよりはるかに度数が高いので、同じ量(ml)なら結局焼酎が一番カロリー高!そりゃ、考えてみれば当たり前の話です(http://www24.big.or.jp/~nakatomo/alc_karori_hayamihyou.html)。

その代わり、酒由来のカロリーは代謝が早くてさっさと抜けるけれど、糖質由来のカロリーは糖として体内に残り易いわけで、蒸留酒である焼酎の方が日本酒や甘口ワインより体内に残るカロリーは少ない、というのはやや説得力あり。でも、甲種焼酎と乙種焼酎ではどうか?という問いには、(納得いかないけれど)甲種の方がカロリーは多いと書いてあるものが多いようです。

まあそんな蘊蓄(うんちく)をどんなに語ったところで、結局どれも大した差はありません。なぜなら、一緒に食べる酒の肴のカロリーが酒よりはるかに多いのですから。

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