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皆既日食

子どものころの奇妙な記憶があります。天気の良い夏でした。昼より前だったと思います。いつものように汗だくで遊んでいたら、急にあたりが暗くなり始めました。曇ったわけでもなく、夕立でもありませんでした。何が起きたのかよく分からなかったのだけれど、それは急にやってきて、数分でまた何もなかったかのように元に戻っていきました。自分の中では何か不安なドキドキする出来事でしたが、なぜか自分の周りの大人たちは全く意に介さない感じで平然としていた印象があります。そのまま誰に聞くでもなく、わたしはきっと大したことではないのだろうと思うことにしましたが、実は今でも良く理解できていない不思議で奇妙な経験でした。

昨日、46年ぶりに日本を通る皆既日食がありました。嫌がらせをするような梅雨前線がわざわざこの日だけ一気に南下してきましたが、わたしも雲の間から三日月型の太陽を見ることができました。まあ、若干騒ぎすぎの感はありましたが、それでも夜にテレビの特番を見ていると、それは人生観を変え、歴史を変える大きな出来事であったことを痛感しました。

そんな中、ふとあの子どものころの遠い思い出は、もしやその皆既日食ではなかったのかと思いました。コースの主体は北海道の方だったそうですが、九州の片田舎の小さな少年が経験したあの出来事もまた、日食そのもだったのではないかと思います。

次の天体ショーは26年後だそうです。ちょっと微妙な年齢になりますが、もう一度経験することがあるとしても、また子どものころのあの思い出が浮かんでくるような気がします。それにしてもどうしてあのとき、大人たちは何も騒がなかったのだろう?騒いでいたけれど子どもだったわたしに理解できなかっただけでしょうか。いまだに不思議です。

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