『病気にならない本』
「皆さんこんばんは!!」「『禁煙は愛!』でしょ!!」
ちょっと場違いなくらいのパワーで声が枯れるまで講演していただいたのは、江藤敏治先生(宮崎大学准教授)。先日行われた、第8回熊本禁煙研究会でのことです。江藤先生は宮崎ではむしろテレビのパーソナリティとしての方が有名な人だとか。熊本禁煙研究会はいつもとてもユニークな先生をお呼びしてくれます。金曜の19時から始まる研究会ですが、いつも最後まで居眠りするヒマがありません。活力のある講演のしかた自体がわたしには勉強になりました。
さて、そんな江藤先生が本を出しました。印税分を割り引かせてでも学生たちのために安く発行させたのだそうです。『病気にならない本-予防医学へのいざない-』(大学教育出版)です。あんなに話はうまいのに、なぜかPR自体はあまりうまくなく、この場に持ってきたらサイン入れてもらってすぐに買うのにな!と思いながら、Amazonで購入しました。
内容は、とってもオーソドックスでした。もっと破天荒で大小さまざまな文字があちこち飛び跳ねているような本を想像したので、逆にちょっと驚きましたが、学生講義の教科書ですからさもありなんです。ただ、冒頭に先生が書いているように、「・・・いろいろな分野の専門家がそれぞれの領域でその専門性を突き詰めるのは当然必要です。しかしながら、それと同時に各分野を総括して一個人を見渡す領域も必要であり、むしろ人を診察する場合そのような眼力が特に重要となってきます。人間は機械のように精密ですが、ただパーツが寄り集まっただけのものではありません。・・・」~この思いを教科書にして、これから医者になる医学生たちに、そして多くの一般社会人の方に、「予防」こそが「医療」だということをしっかり伝えていただいていることに、感謝します。
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