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キャロット・ジュース

某老舗デパートのお中元商戦で、限定商品を扱っていた番組を観ました。

なんたらキャロットという(まあ外国の「ニンジン」だろうかな)野菜のジュースをお中元用に売っているのです。試飲会を催したり、店員さんがPRしたりなどで、目標の100セットを大きく上回った売り上げを見せていました。

「大嫌いなニンジンなのに、これは飲める。」「こんなに濃くて甘いのに糖がまったく入ってないのはすごいね。」などと、試飲をしたオバ様方がこぞって買っておられました。メーカーのスタッフも、「一度飲みさえすれば、必ず買ってもらえる自信がある」と豪語していましたが、まさにそれを実証した売り上げ数だったのでしょう。

でもどうなんだろう。健康ブームではあるけれど、思いの外美味しいのかもしれないけれど、それを飲み続けるものなのでしょうか。「ニンジンが苦手だけど、これは入っているのに全然気付かないからわたしにも飲める(食べられる)」というようなものがあったとして、それをわざわざ自分で買って何度も飲みたいと思うものなのでしょうか?

「これは食べられる」を、「だから毎日食べる」と勘違いしてはなりません。数ある中からあえてそれを選ばなくても何も困らないのですから。わたしが「バナナの天ぷらは苦手だ」と云っていたら、数年前、ある居酒屋でバナナの天ぷらを食べさせてもらいました。それは思いの外とても美味しくて驚きました。でも、その後あえてバナナの天ぷらなんか注文していません。そんなものでしょう。「とても良い娘」であっても必ずしも結婚を申し込むとは限りません。数ある中からあえてそれ1つを選ぶ、というのは、考えてみるととても奇跡的なことなのだと思います。

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