« 甥のうつ | トップページ | キャロット・ジュース »

やっつけ仕事

ある病院とテレビ局の共同企画で、渡辺淳一氏の講演会がありました。

急性胃腸炎で食欲がない、体調が悪いという彼は、15分か20分くらい話したあたりから時計を気にし始めて、半分過ぎたところで、「まだいっぱいあるなあ」とぼやき、それでもツギハギの「鈍感力」の話をきちっと1時間話して、終わりました。「仕事をキャンセルしようと思った」というだけのことはあります。まさしく「やっつけ仕事」だと思いました。私の方が上手く話せる気もしました。でも、そんな力の抜けた世間話のような1時間を、ちゃんと聴衆を笑わせながら、そっと医学的なエキスを交えながら、きちんとこなすあたりがプロなのかもしれません。

私だったら、与えられた1時間を有効に使おうをするあまり、あれもこれもと話題を詰め込み、早口で畳み掛けるような話をしてしまいます。それでは聴衆はかえって消化できずに不満足になる気がします。別に教訓を伝えたいわけではないし、勉強になることを教えたいわけでもありません。それなら、笑ってるうちに「何か」が残る、だけでも十分です。渡辺さんは決して話が上手いと云えませんでしたが、「やっつけ仕事」でもこれだけ聴衆の心を捕らえられるから偉いなあと思って帰路に着きました。

そんな「やっつけ仕事」の中で、覚えている文を書いておきます。詳細はご想像を!キーワードはもちろん「鈍感力」。

●長生きで元気のいい爺さんたちに共通の特徴は、「人の云うことをほとんど聞いていない」こと。

●「鈍感力」のある子どもになるには、おおらかなお母さんに育てられること。

●世のお父さんは、朝起きてきたお母さんに、「おはよう。今朝は一段ときれいだね」と云いましょう。ウソでもいいから。顔を背けながらでもいいから。

|

« 甥のうつ | トップページ | キャロット・ジュース »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 甥のうつ | トップページ | キャロット・ジュース »