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LDLコレステロールの位置

先日、人間ドック健診情報管理指導士のブラッシュアップ研修会に行ってきました。単位取得のためではありますが、実際の特定健診・特定保健指導に携わっている人たちの研修会なので、「ただ出るだけ」的な出席者は少なく、講義もおもしろくて、割といい時間を過ごせたと思います。

特定健診の必須項目に入ってない高LDLコレステロール血症や、慢性腎臓病(CKD)の元になるクレアチニン値の問題、あるいは肝機能障害の有無など、実際にやればやるほど問題点はどんどん表に出てきます。それに不満を持ちながら、最悪のシステムだと批判しながらも、きちんと活用して実りあるものにしようと、日本中の現場はみんな本当に頑張っていることがわかって心強く思いました。

メタボリックシンドロームは、もともと「LDLコレステロールは正常で、中性脂肪やHDLコレステロール異常のある人」でした。ところが、いつの間にか後者だけが取りざたされてしまいました。だから、特定健診(メタボ健診)の必須項目(中性脂肪、HDLコレステロール)に従って特定保健指導の対象にされている人の中に、すぐにクスリを飲まなければならないような高LDLコレステロール血症を合併する人もかなり含まれています。こういう人は、保健師さんや運動指導士さんのお世話になる前にまずは病院を受診しなければならない人たちです。ヘタをすると、やせるために運動をしている最中に心筋梗塞や脳梗塞になる危険性があるからです。ところが、今のメタボ健診の条件では、必ずしもLDLコレステロールを加味しなくてもいいのです。医療の素人である保険者が、「してくれ」といえば基本的にはしなければなりません。怖い話だと思いませんか。

でももっと怖いのは、今回の選挙です。マニフェストによると、民主党が政権をとったらこの膨大な金をかけて始めたシステムがなくなるかもしれません。馬鹿げています。

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