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LDLコレステロール直接測定法

LDLコレステロール(LDL-C)、通称「悪玉コレステロール」を知っていますか。

現代社会の病気、特に動脈硬化をもたらす生活習慣病の主役を演じるのがこのLDL-Cです。日本人のようにHDL(善玉)コレステロール(HDL-C)が多い人種では、世界が騒いでいる総コレステロール(TC)ではなくてLDL-Cの高値こそが問題なのだということで、2007年に日本動脈硬化学会が「動脈硬化性疾患予防ガイドライン2007」を発表したときに、管理目標の指標をTCからLDL-Cに変更しました。テレビのCMで徳光さんが「LDLコレステロールが・・・」というのを聞いたことがあると思います。最近はあえてLDLということばを広げようとしているようです。企業によってはTCを検査項目から削ったところもありました。

ところが今、そのLDL-Cを直接測定する方法に疑問符が投げられています。第41回日本動脈硬化学会総会のシンポジウムで発表された内容によると、現在LDL-C直接測定法を臨床応用できている8つの方法の間にバラツキが大きすぎて、精度面で問題ありということです。検査の方法によって数値に差が出てくるようでは、出てきた数字に意味がありません。学会としての結論は、今のところはできるだけ間接測定法(Friedewald計算式)で計算した数値を優先した方が良いということです。そうなると自ずとTCを測定しないとLDL-Cの値は出てこないことになります(LDL-C=TC-(HDL-C)-TG/5)。

ちなみに、だからこそ以前ここで書いた「non-HDL-C」を指標にするのが良いのではないかという意見も現実味を帯びてきているようです。まだまだ混沌としています。

ただ、動脈硬化の主役がLDL-Cであるということには変わりはありませんので、しっかりと食事療法に励みましょう。

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