自然(じねん)性の人
稲盛和夫という人が、京セラやauを創業した人だということはもちろん知りませんでした。「稲盛和夫 名言」と検索するだけで30000件以上ヒットしたところをみると、知らない方がおかしいのかしら。
前述の『へこたれない』(鎌田實・PHP研究所)にも彼の名言が載っていました。
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(彼は)六十歳からの二十年は死への準備に充てるべき期間と明言した。「生まれた時よりも少しでも良き心、美しい心になって死んでいく。これが大事なのです。人を見ていると、どんなにまわりが燃えさせようとしても、不燃物のようにまったく燃えない人もいます。ちょっとこちらが刺激してあげれば、燃えることができる人もいます。そんな人は可燃性の人。でも大事なのは、自然性の人。自分が、自ら燃えることのできる人。燃える人間になってほしい。」彼は常に人のために生きることを忘れない。いつも燃えながら生きている。すごいなと思った。・・・(略)
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不燃性の人、可燃性の人、自然性の人・・・とても分かりやすい説明だと思いました。でも、本当はだれもが「自然性」の要素をもっているに違いないと思います。もちろん、本当は「可燃性」なのに他人が火をつけようとすると途端に「不燃性」になる人もいます(簡単に云えば、わたしのような天邪鬼な人)。自分が自分自身を見つめる中で、これをしてみたい、と思った何かがみつかったとき、人は大なり小なり燃えるはずです。あとはそれが小火(ぼや)で終わるのか、メラメラと燃え上がる炎になれるのか、そこが問題なのでしょう。やはりせっかく着いた火ならきれいに燃え上がらせたいものです。もっとも、燃えすぎて大火になりすぎるのは考えものですが・・・。
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