5分早くなった!
自転車通勤を始めて1年になります。職場まで6~7km、約30分をかけて通勤していましたが、その所要時間が最近5分ほど短くなりました。
朝の街乗り自転車は、一生懸命こいでいる割に意外に時間がかかります。信号機であったり交差点に突っ込んでくる車であったり逆走高校生軍団であったりと、闘う相手が多いからです。とくに高校生たちは我が物顔で逆走するだけでなく、何人も横に広がって向かってくるので気が気ではありません。彼らには「一列になる」という発想がないようで、すれ違う時にはただ互いの距離を近づけるだけ・・・若いからできる技だ!と、いつも舌打ちをしながら走っていました。
ここ一ヶ月、そんなイライラがほとんどありません。障害物があまり障害物と感じられなくなってきたのです。すれ違う高校生たちの数も、車の数も、ほとんど変わりはありません。変わったことといえば、<闘わなくなったこと>でしょうか。意地になって守っていた「自転車は左側通行!」にこだわらないことにしました。信号機が赤なら反対側に渡ればよい。「反対側走ってるんだから、おまえらが避けろ!」と意地で張り合っていた陣地争いもやめました。「交通ルールを守れない若造に媚びを売れるか!」と闘っていたころと違って、彼らのルールの流れに従ったらどうということなく隙間ができました。とっても楽な通勤です。
これは、人間つき合いのすべてに通じる真理だな、と思いました。<力を抜いてちょっとだけ引いてあげることは必ずしも敗北にあらず>というところでしょうか。
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