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未受診

健診の問診を確認していると、「脂質異常症 未受診」「糖尿病 未治療」などと書かれているのをよく見かけます。なのに「高血圧 内服治療中」とも書いてあったりします。こういう記載があると、見るたびに「何言ってんだか?」と一人突っ込みをしてしまいます。

まずは本人に対して。おそらく健診などで「脂質異常症ですので治療してください。」とか「糖代謝に異常を認めますので・・・」とか指摘されているのでしょう。なのにどうもないから病院に行かず紹介状も捨てて好き放題しているというのなら、「あなたの人生、勝手にしたら?!」と無責任で冷たいわたしはすぐに突き放します。でも、この人は高血圧に対して「内服治療中」とあります。それなら、脂質異常のことも糖代謝異常のことも高血圧の主治医は知っているわけです。当然、運動しなさい!食事に注意しなさい!とうるさく云っているでしょう。それをすることが「治療」だ!ということを、そろそろみなさん分かっていただきたい。・・・「薬を飲まないと治療じゃない!」と云い張る人はまだしょうがないかなと思いますが、「未受診」はないでしょうよ。「わたしのかかっている先生は『高血圧の先生』であって『脂質異常症』の先生にはかかってません!」・・・そう云い切るご高齢の方は確かに居るのです。もう少し、「医療機関」というものを「身近な身辺お世話係」の感覚になってもらいたいなあと思うばかりです。

そして、この問診記録を記載した医療者(保健師さん)に対して。この医療者自体が、<治療=薬>の古い病院感覚を振り払わないと、受診者の方が<運動=治療>だと思うようにはならないだろうな、と思います。ちょっとばかり暗澹(あんたん)たる気分になってしまう偏屈ジジイなのであります。

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