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ロコモ検診

モロッコではありません。『ロコモティブシンドローム(運動器症候群)』です。

膝や腰の関節を痛めている人は思いのほか多く、あるコホート研究(大規模疫学研究プロジェクトROAD)によると、40歳以上で膝関節や腰椎関節を痛めている、あるいは骨粗しょう症のどれかひとつ以上罹患している人は4700万人います。これは男性の84%、女性の79%にあたるのだそうです。高血圧の推定患者数は3500万人ですから、それよりはるかに多いことになります。

この事実、意外ではありませんか?わたしは自分が膝も腰も痛めているので良く分かりますが、こういう運動器(骨や関節や筋肉)の複合的な機能不全を「ロコモティブシンドローム」と呼びます。ちょうどメタボリックシンドロームと同じように、自覚症状がほとんどないまま進行するのがロコモティブシンドロームですので、早い時期に自分がそれに該当することを知って、介護予防と改善に努める必要があるというものです。

東大整形外科の中村耕三教授のいう、「運動器の健康は空気のようにいつまでもあるものではない」ということばは、とても当を得た良い言葉だと思います。だから介護予防という意味ではなく、人生を快適に過ごすために今のうちから日々からだのトレーニングをしましょう!という考え方は、まさしくメタボの対策と同じです。そのために健診で運動器チェックも入れる検討も始まってきたと聞きます。自分がロコモ(と呼ぶようになるんだろうか)かどうかを自己診断するのが「ロコチェック」。それでロコモに該当する人にはロコトレ(ロコモーショントレーニング)を指導し勧めていくのです。

メタボと同じようにロコモの考え方の普及はまだまだ紆余曲折ありそうですが、是非とも元気でいつまでも動けるカラダ作りに取り組んでもらいたいと思います。

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