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女郎蜘蛛

庭の落ち葉を掃いていたら、あちこちで蜘蛛の糸があたまに絡んできました。

鬱陶しいなあと思いつつ、目を上げてみたら、驚くほどあちこちに蜘蛛の巣が張られています。庭中の木々に糸が絡まっています。冬が近づいたせいなのでしょうか?「うちは蜘蛛屋敷か!?」と慄(おのの)いた次第です。

ものすごく繊細に張られた大きな巣の真ん中には女郎蜘蛛のような大きくて鮮やかな色をした蜘蛛が鎮座しています。腕を組んで胡坐(あぐら)をかいているように見えます。そのすぐ横には、形が中途半端ながら曲がりなりにも獲物は捕まえられそうな巣を構えた、ちょっと不器用な小さな蜘蛛もおりました。ちょっとオドオドしているように見えます。よくみると、庭木の枝の先から電線にまで糸を伸ばした蜘蛛の巣もできています。我が家の二階のベランダの壁にも伸びています。ああいう上向きに伸びた蜘蛛の巣はどうやってできるんだろうな?などと考えながら眺めました。

電線や家の壁にまで広げた蜘蛛の巣の方がダイナミックで、新境地を切り開いているんだろうな、などと最初は考えていましたが、もしかしたら逆?天空に糸を伸ばしていった連中は実ははぐれ者で、一番の特等席をあの女郎蜘蛛が奪い取り、その周辺から場所取りが始まり、最後に弾き出されて行き場がなかった連中が、上に伸びるしかなかったのでは?第一、あんな天空にか細い糸を張っても、獲物は簡単には捕まらないっしょ。

なんとなく弾かれ者が不憫になって、特等席の女郎蜘蛛の芸術的な巣を端から全部切ってやりました。さすがに慌てているようでしたが、やはりチンピラの動きとは違って、それなりに落ち着いておりました。

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