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健診の使命

くどいようですが(文頭から<くどい>もないもんですが、これまで何度も書いてきたこのなのでこうしてみました=蛇足)、健診は病院受診とはまったく違います。もともと「自分は病気ではない(と思っている)」人が受けるものが健診です。

同じ採血結果であっても病院でする採血と健診で受ける採血は違うものです。病院の採血は、「異常がない」ことを確認することが目的です。一方、健診のそれは「正常である」ことの確認です。「結局同じことじゃないか!」と云う人がいます。全然違います。主眼がどっちにあるかで結果の評価は全然違うものになるのです。

たとえば、動脈硬化に加速度を増させる「食後高血糖」はどうでしょう。「異常か?」と云われれば異常ではありません。だから病院では下手をするとOKと云われます。でも「正常か?」と云われればまったくもって正常ではありません。だから健診ではこれを問題にして生活改善を促すのです。

「がん」の場合は、健診の目的はあくまでも早期発見です。進行がんになったら健診の負けです。でも、それ以外の生活習慣病では早期発見が目的ではありません。どんなに軽くても、病気になってしまったらすでに健診の負けです。グレイゾーンを白色にするのが健診の使命だからです。

どんなに「くどい!」と云われようとも、何度も何度も強調したいことなのです。受診者も医療者もどうしても納得してくれようとしないじれったさに、最近ちょっと自嘲気味ですが・・・。でもグレイはそのまま放っておいても白色にはならないものなのです。

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