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静かな夜

わたしがテレビを点けなくなったのはいつ頃からでしょうか。最近、ひとりのときには、よほど見たいスポーツ番組がない限り、ほとんどスイッチを入れません。一方、うちの妻は、起きたらすぐにテレビのスイッチを入れます。だから、家に居る間中必ずテレビが点いています。テレビ番組に面白いものがないと思ったときには、録画していた韓流ドラマを観ています。音がしないと落ち着かないのだそうです。

先日、妻が数日間旅に出ました。わたしは我が家のワンたちと一緒にひとりで留守番をしました。・・・それは、とても静かな日々でした。<ブーン>という熱帯魚の水槽の音が家に響きます。ソファの陰で居眠りをしている老犬の溜息と寝返りをする音が聞こえてきました。空気清浄機が突然動き始めたりします。日頃聞きとることのないそんな音をバックに、ときがゆっくりと流れていく気がしました。

若いときはまったく気になりませんでした。まるで聖徳太子のように(は、ちょっと言い過ぎか)テレビを見ながら、論文や手紙を書き、本を読むこともできました。でも、今はダメです。テレビの音が流れている限り、読んでいる本は字面だけ追いながら何度も同じページを行ったり来たり・・・まったくアタマの中に入ってきません。ブログの文章ですらグチャグチャです。作家が執筆活動のために温泉宿に缶詰になるという話を昔から良く聞きますが、そりゃきっと捗(はかど)るだろうな!と思わないでもありません。

ただ・・・玉に瑕なのは、ゆったりとした時間は、眠くなる。微睡(まどろ)みの時間を楽しみながら、結局読みかけの本のページは前に進まず、書きかけの原稿は始めたときのまま・・・だったりするのです。「それもまた楽し!」と自己弁護。

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