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こんなにがんばっているのに!

メタボの健診が進む中で、多くのマジメな皆さんが悩んでいることがあります。以前もここに書いたことです。

「食事は野菜から食べ、ごはんはできるだけ時間をかけて良く噛んで、夜9時以降にはできるだけものを食べないのが大事です。」
「わたしはここ2年以上、毎日そうやってきましたし、朝夕の散歩も欠かしません。なのにどうして糖尿病と脂質異常症が良くならないのでしょうか?」

マジメな人ほどこのジレンマに悩まされます。でも、それは「『病気になるのは自分の生活態度が悪いからだ』と思い込んでいるところに根本的な誤りがあるのだ」ということを理解していただかなくてはなりません。よっぽど乱れた人生を送ってきたのであれば自業自得ですが、生活習慣病は体質の病気ですから、模範的な人生を送っていても罹る人は罹るのです。むしろ、そういう人生を送っているから今より悪化しなくてすんでいるんだ、と自分を納得させていただく必要があります。そういう方々のかかえている問題は、「やせれば治る」というメタボの問題とはまったく違う次元のもので、いうならば、「太ると悪化するけれど、やせても治るとは限らない」ということなのです。一言で云ってしまえば<現代社会に向かないタイプ>・・・だから、やることをやってもうまくいかないなら早いとこ病院に行って薬をもらった方が、ずっと質の良い人生を送れる権利を持っている、といえましょう。

ここのところを割り切れるかどうかが、思いの外大変な様子ではありますが・・・。

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