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エアロビお嬢さんの悩み

東京の病院で働いていたころ、受付のお嬢さんが職員健診の後で憂鬱そうな顔をしていました。中性脂肪の値が高かったので内科を受診したら、
「もっと意識的に運動して、できるだけ野菜を食べてください。」
と、代謝内科の若い医師から紋切り型の指導を受けたのです。

「ねえ先生、これ以上わたしに何をしろと云うの?」・・・わたしに訴えるようなグチるような口振りで話す姿は、かなりご立腹のようでした。なにしろ彼女は、週3~4回、仕事の後にスポーツジムに通ってエアロビや筋トレで汗を流し、食事もほとんどサラダのみのような食生活、アルコールもほとんど口にしませんし、間食のお菓子を貪り食っている姿など見たこともありません。とてもスリムな恰好良いスタイルを保持していました。

こういう方は、ときどきおられます。彼女の場合は、お父さまが糖尿病の持病があったので、遺伝的に脂質を溜めやすい体質を持っていたのかもしれません。コレステロールなら"夢のクスリ"と称するものは当時からたくさんあったので治療も容易ですが、中性脂肪に対しては今でもあまり画期的なクスリがないのが実情です。使うであろうエネルギー量分を血液中に回し、それを使い切るほどなかったから余っているわけですから、先生の助言は正しいと云えば正しいのですが、嫁入り前の若いお嬢さんに、「今以上修行僧のような人生を歩みなさい」と云うのはやはり間違いでしょう。もしかしたら彼女の場合はむしろもっとタンパク質をたくさん摂って筋肉を作らなければならなかったのかもしれませんね(思いつきで書いています。きちんとした根拠で書いていませんので、簡単に感化されませんように)。

なお、こんな若い先生の意味のない一言アドバイスでも「指導料」はきちんと加算できる仕組みになっています。

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