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性格

今年も哲学者たちの施設に健診に行きました。でも、今回は<軽症組>を担当したので、残念ながらいつもの哲学者の皆さんには会えませんでした。

代わりに、今回は施設の職員さんの健診も一緒にありました。 とっても大きな身体のひとりの女性が、ジャージの上着を脱いで腕まくりをしています。「さあ、いよいよ問題の腹囲測定ですよ~!がっはっはっ!」・・・若いのにとっても豪快な笑い声です。一方、同じような体型の女性がもうひとり、物静かに順番待ちをしていました。一番憂鬱な時間だと言わんばかりの浮かない顔をしています。

この二人の女性。性格なのでしょうが、まるで対照的な表情をしていました。健診をする立場からいえば、後者の方が痩せることに一生懸命になってくれるので指導しやすいかもしれませんし、もしかしたらいつも頑張っているけどうまくいかないことを気にしているのかもしれません。でもどうなのでしょう。毎日元気に施設利用者の皆さんと組んず解れずで戦いながらいつも笑っているであろう前者の女性の方が、良い人生なのじゃないのかしら、とつい思ってしまいます。何か、彼女が醸し出す雰囲気に、まるで病的な空気が漂って来ないのです。もちろんこのままでは10年、20年後に乳がんや子宮がんになりやすいし、睡眠時無呼吸を起こしやすいので、もう少し痩せるのに越したことはないのでしょうけれど、今はその元気さで動きまわっておけばいいのじゃないかしら。せっかくの元気印を大事にしてほしいな。・・・そんな印象を受けながら、遠くから眺めておりました。

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心と体」カテゴリの記事

コメント

【哲学者】に反応してコメントしてしまう性格の僕です。やっぱりね。

自分も仕事柄(は、あんまり関係ないけど)どうしても気になるのは、
その施設がどんな所なのかなぁ、ということ。見学してみたいです。
その2人は普段どんな支援をしていて、その他の職員もどんな支援をしているのか、健診のその日の、哲学者たちはどうだったのかなぁ…とかとか、見知らぬ場所での事柄だけど、そんなふうに思いました。とても興味があります。

僕が勤める施設でも、定期的に健康診断があります。長い年月をかけて、哲学者たちも、落ち着いて(内面はドキドキしているはず)健診を受ける事が出来つつあります。
職員にとっては行事の一つだから、素人ながらもその内容は分かり切っているけれど、哲学者たちにとっては、きっと、何回受けても、突然我が身に迫りくる試練(ちょっと大袈裟か。いやきっと。)でしょうから、関わっていて、あぁよく我慢しているなぁと思います。
支援する側として少しでも不安を取りのぞくように配慮して、さり気ない空気を作りながら『いざ!』と診察に挑む哲学者に寄り添うことは、簡単に出来ることではないのですが、気持ちだけは忘れないようにしています。
簡単に出来ないのは、気負うあまり、つい変に『大丈夫だよ。怖くないよ。』とか言ってしまったりして、逆に不安感を与えてしまったりして。
さり気ないをさり気なくできるようになりたいと、常々思うのであります。

哲学者は健診を受ける前に、職員を診断しているわけです。


あっ仕事スイッチが入り過ぎました。いつもすみません。

頑張ってください!!
僕もがんばります。


投稿: キノシタ | 2009年11月18日 (水) 01時22分

専門家にコメントをいただいて、大変恐縮です。昨年の秋、貴施設にお伺いして、我が家のファンになっていただいたOさんとの間接的なつき合いがあったおかげで、ちょっとだけ彼らの中に入れたような錯覚にとらわれました。彼らの日常の中で、超イレギュラーな定期健診は、本当に一大行事なんだろうなと思います。特に診察はカーテンの向こう側に引きずり込まれるので、彼らが彼らなりの各々の方法で窮地を切り抜けようとしているのが良く分かりました。

彼らが、毎日変わらないルーチンをこなすそのこだわりは、ほとんどマリナーズのイチローと同じなんでしょうね。

投稿: ジャイ | 2009年11月18日 (水) 12時53分

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