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あおもの野菜

健康のために最近は野菜ばかり食っている、というひとも少なくないでしょう。

「毎晩、キャベツばかりバシバシ食ってますから、野菜は十分だと思います。」と、先日受診したある男性が話しました。キャベツダイエットが有名になってから、そういうひとはさらに増えてきているかもしれません。

でも、意外に勘違いしているひとが多いようなので、蛇足的なことですが一応書いておきます。野菜には「緑黄色野菜」と「淡色野菜」がありますが、その区別が十分できていますでしょうか?その違いは<カロテン>の含有量の差です。そして、「緑黄色野菜」にキャベツは含まれておりません。まあ「緑黄色野菜」=「色の濃い野菜」と考えておけば良いでしょう。ニンジンやカボチャなどがこれに当たります。これに豊富に含まれているβカロテンがビタミンAの作用があるだけでなく、動脈硬化を抑え、アンチエイジングに一役買っていることが分かってきてから、一層「緑黄色野菜」がもてはやされるようになったのだと思います。

ビタミンAと云えば鳥目(夜盲症)、先日「肝油ドロップ」(2009.10.5)のことを書いたときにも出てきました。それ以外にも、肌や目に潤いを与え、粘膜保護による花粉症予防の効果もあるそうです。免疫力を高めて多くのがんに対しても効果があるといわれています。さらにその前駆物質であるβカロテンは、抗酸化作用があるために有名になりました。

そういう意味では、せっかく野菜を食べるのだから、緑黄色野菜がどれなのかしっかりと知っておいてください。「青い(緑)から緑黄色野菜」なのではありませんので。もっとも、キャベツの繊維質もまたとっても大切ですので、付け加えておきます。

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