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ふとももが細いと早死にする?

世の中には、いろいろな研究をしているひとがいるものです。

「大腿部の径が60cm未満だと早期死亡や心臓病リスクが高くなる」という報告をしたのは、デンマーク・コペンハーゲン大学病院のBerit Heitmann教授です(BMJ 2009: 339)。これは、2800人あまりの男女を10年以上に渡ってフォローした研究ですが、その期間で生存していたひとたちは亡くなったひとたちより除脂肪大腿部が太いことを発見したのだそうです。結局、大腿部が細いことによるリスクは、筋肉量の少なすぎによるものであり、必要であれば大腿部の太さを増加させるために下半身の身体活動を増加させるのが良いのではないか、という結論のようです。

白人さんの研究ですので、ずんぐりむっくりが基本の東洋人に当てはまる研究なのかどうかはわかりませんが、現代の若いお嬢さんの細くてスラッと伸びた長い脚に警鐘を鳴らしていることにはなるのでしょうか。最近、某テレビCMで、ある若いタレントさんの長くて細い脚が気になっていました。ふともももふくらはぎも膝も全部おなじ太さの、ある意味”ずんどう”な脚を眺めながら何かしら違和感を感じずにはおれなかったのです。

もちろん、脂肪が何重にも巻いた太いふとももを推奨しているわけではないことはお判りでしょう。かく云うわたしもご多分に漏れず太くなってきたことを実感しており、そしてこれが筋肉が増えたわけではないことも自分が一番わかっております。筋肉を作るには動くこと。食事療法だけでは筋肉がやせること。・・・どれも重々分かっておりまする。

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