「星の王子さま」に思う
以前(2009.10.16)話題にした「星の王子さま」(サン=テグジュペリ)を手に入れたので、早速読んでみました。
いろいろな星に行く話、キツネの話、ヘビの話・・・いろいろを一気に読み上げながら、刹那刹那に同感し感動し、こんな凝り固まった頭の滑稽なおとなたちは現代社会にはたくさんいるよねなどと思いました。せっかく読んだのだから感じたことを書いてみたいとも思いましたがやめました。何か、一回読んだだけではまだ何も書けない気がしたのです。もっと何度も読んでみたい気持ちが先にたつのです。わたしは本を読むときに、ページの端を折るクセがあります。読んでいるときの自分に何かがシンクロしたときに素直に印をつけるのです。「星の王子さま」にも1ページだけそんな折り痕がありました。今になって何度も読み返してみましたが、なぜそこを折ったのか理解できませんでした。だから、もう一度(あるいはもっと何度も)最初から読み直してみたいと思うのです。本を読んでこんな感情になったのは初めてかもしれません。
わたしが「星の王子さま」を読んだという話をいろいろな人にしました。皆さんの反応は全部同じでした。「なんで、今さらあんな話を?」・・・そう云われる度に「こんなに感動できる話なのになんでそんなことを云うの?」と思いました。「きっとあなたが読んだのがもっと子どものころだったからだよ。幼すぎてあまり理解できなかったか、逆に純粋な子どもの頭ではあまりに当たり前の話だったか・・・。ただの空想の絵本じゃないよ。大人になった今読むと、とても深い話だということがわかると思うよ。」・・・そう云ってあげたい気持ちになりました。
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