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漢方薬はくすりにあらず?

民主党が頑張っている何たら仕分け作業の中で、「漢方薬を保険適用から除外する」という案が出ているとのこと。漢方薬は薬局で買えるから民間療法や健康食品と同じ、という考えなのだそうで、聞けば聞くほど愚の骨頂、バカチンの発想に怒り心頭です。

一般文化人や知識人と称する人はもちろんのこと、医療者の中にも、西洋医学信者がたくさんいます。くすりを飲んだらこういう機序で風邪が治る。腹痛が治る。1対1対応の西洋薬こそが科学であり医学である、という考え方を一蹴しはしませんが、今や漢方や和漢の世界のエビデンスもたくさん発表される時代になりました。むしろ人間のカラダを全体として整える作用が人間には大切なのだということを知らしめてくれる事実はたくさん示されているのに、それを「まゆつば」だと云って目を向けない人たちがトップの方にたくさん居ます。患者さんの体質や症状から最適のくすりを選んで微妙に調整するのが漢方薬です(「叩くと埋める:凸と凹の医療」(2008.10.16))。「風邪?じゃあこれね」と誰でも同じものを出せる西洋薬とは根本が違います。だから、病院で処方する総合感冒剤や胃薬を保険適用外にする方がよっぽど理解できます(まあ大手製薬会社たちを敵に回す気などないのでしょうけれど)。

今、医療は古くて新しい時代を迎えています。「免疫療法なんて気休めだ!」などと云っていたのは遠い昔のはなしです。西洋医学+東洋医学+代替医療をそれぞれにうまく使い合わせていくことで、短所を補い合い人間のあるべき姿に近づけよう!・・・そんな本来の医療にやっと修正されようとしているというのに・・・時代遅れのバカチンにかき回されそうなのが残念でなりません。

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