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読まない妻

「おもしろい本を見つけたんだ!」

そう云って、思い立ったように妻が本を買って帰ることがあります。その本の薀蓄をひとしきり語り、パラパラっとしばらく読み耽るのですが、結局そのまま食卓の上に置き去りにされるのが常です。基本的に本屋である程度読んでいたからでしょうか。それともパラパラ読みでほとんど理解できるのでしょうか。

数日後、わたしはその本を食卓からそっととなりの小さなテーブルに移します。そしてまた数日後に二階の書棚に移しますが、彼女はまったく気付きません。たぶん忘れているのだと思います。というか、たぶんもう興味がないのでしょう。そういう姿は、「買ったのにまだ全部読んでない」と強迫観念に苛(さいな)まれてしまうわたしとは対照的で、きっと彼女の方がずっと健全な生き方なのだろうなと思います。

彼女が悩んでいること(ダイエットとか)に、「いいことを書いてある本があるよ」とそのときに読んでいた本を渡そうとすると、「内容だけ口で教えて!」と突き返されます。読むのが面倒くさいのでしょう。でもわたしの拙(つたな)い説明では、結局「なんかそれ、納得できない!」と切り捨てます。・・・これは、勿体ない!と思わずにはおれませんが、まあ読まないものは読まないな、と思ってあきらめることにしています。

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