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習慣だから

予防医学を考えるとき、一番陥りやすい考え方の誤りは、「病気になったらまず生活療法をしましょう」ということだと思います。これは本当にナンセンスです。どうでしょう。世の医者たちの多くがそう考えていると思いませんか?・・・以前、順天堂大学の河盛先生が「糖尿病になってからやっと<何とかしよう>と考え始めるから、私たちのところに紹介されるときにはもう手遅れ状態なんだ」とぼやかれていたことを思い出します。つまり「病気になってから」では遅すぎる、ということです。

それでは、「予備群だから今のうちに生活を変えよう」という考え方はどうか?わたしはそれもナンセンスだと思っています。人生の基本は<病気>ではないからです。病気にならないために生活を変えるのはおかしなはなしです。普通に自分の人生を全うする上で、自分の体質を知って、現代社会に合った生き方をするために今習慣を変えておいた方が絶対的に得だと思われる人たちがいます。病気云々を考えるよりはるか前に、子どものころから習慣付いてしまっておけば、何ら悩むことのない人生を送れるのだから、そのことをもっと積極的に理解してほしいものだと思うのです。

わたしが豆腐に醤油をかけないのは、高血圧だから注意しているのではありません(「その『常識』は非常識?」2008.3.5)。そっちの方がおいしいことを知ってしまったからです。こんなはなしを受診者の方に話しても、「いや、そりゃそうかもしれないけれど・・・」と多くは苦笑いするばかり。どうしてそんなに石頭に凝り固まってしまったのでしょう?皆が思っている以上に、各々に合った楽しい別世界が必ず準備されているというのに、もったいない!

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