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DCM

毎年うちの人間ドックを受けに来られるTさんは、お父さまがわたしの循環器科医師時代の受け持ち患者さんでしたので、もう15年以上のおつきあいになります。数年前に拡張型心筋症(DCM)による心不全で入院されましたが、その後はまずまずの人生を送っています。お父さまも最初は心筋梗塞の疑いで入院しましたが、最終的な診断名はむすこさんと同じDCMでした。

Tさんは、お父さまの跡を継いで、ある食品会社の社長をしています。もう70歳を超えてそろそろ長男さんに引き継ごうと思っているという話を先日聞きました。その45歳近くになった長男さんは大丈夫なんだろうか?ふと心配になりました。「長男さんは心臓の検査を受けたことがあるのですか?」と聞いてみたら「たぶんないだろう」とのことでした。DCMは肥大型心筋症(HCM)に比べれば遺伝の影響は少ないと云われていますが、それでも明確な家族歴がある場合もあります。Tさんの家系はその可能性があるように思います。HCMと違って健診などでする安静時心電図にはほとんどの場合は異常がでてきませんしかなり進行しないと症状もないので、つい発見が遅れます。

話を聞くと、つい先日、海外出張直前に胸の調子がおかしくなったので出張を取りやめたことがあると云います。これから後継者として責任ある立場になるのだから、今のうちに循環器専門の医者のところで心エコー検査をしてもらうことを、強くお勧めしました。

「募金」(2009.3.22)
http://satoritorinita.cocolog-nifty.com/satoritorinita/2009/03/post-182a.html

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