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低LDLは流行(はや)り?

最近、わたしが産業医をしている企業の職員健診や採用健診を見ていて気になっていることがあります。LDL(悪玉)コレステロールの値が低い人が多い気がするのです。先日、そんなことを保健師さんに話したら「そうでしょ。わたしも気になっていたんです。」という返事でした。そういう目で見てみると、日常の人間ドック受診者の皆さんの検査結果も、以前よりLDLコレステロール低値の人が増えた気がします。これで総コレステロール値も低いと問題ですが、むしろ逆にHDLコレステロールも高いという感じを持ちます。特に若い子にはHDL>LDLの人が多い印象がありますが、これは気のせいでしょうか。

もちろん、「総コレステロールが低すぎるわけではない上に悪玉コレステロールが低くて善玉コレステロールが高い」のですから、これはわたしたちが求めている理想のパターンなわけで、喜ばしいことなのです。でも、どうしてなんだろう?とつい考えずにはいられません。サプリや食事療法を深刻に気にしている世代ではないでしょう。ただ、若い子たちほど高カロリー・高脂肪食にまみれているからもっと質が悪いだろう、と考えること自体がナンセンスなのかもしれません。まさか、流行(はや)りってことはないでしょうが、でもカラダはいつの間にかこうやって自然に理想方向に流れさせていく力を持っているのかもしれない、と考えることも強(あなが)ち間違いではないように思います。

そんな中で、高LDLコレステロール血症に悩み苦しんでいるおじさんやおばさんは今でもたくさんおります。頑張っていただきましょう。

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