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Healthy City

先日、第11回九州予防医学研究会に行ってきました。内容が豊富すぎてちょっと疲れましたが、特別講演の松田晋哉先生(産業医大)のお話に聴き入りながらいろいろなことを考えました。

先生のお話の中で印象深かったのは「国は『医療費の適正化』を目的にかかげて医療制度改革をすすめようとしているが、国民はそんなことを目指して健康づくりに取り組むはずがない!」と強調されたことでした。まさしくその通りだと思います。「他人」の医療費が上がらないように「自分」の健康管理をするような人がいるはずがありません。それは自分のことを考えても容易に推測できます。「自分が健やかな良い人生を送るために健康づくりをする」のであって、それを一番の目標にかかげない限り、人間は動かないということは皆がしっかり認識しておくべきでしょう。

国をあてにしていても解決しそうにありません。わたしたちのような健診機関の人間がべったり張り付いて半年間生活指導をしたところで、1年後に再会したら元の黙阿弥になっている人だらけなのも現実です。それではどうしたらいいのか?この答えとして松田先生が準備したのが「Healthy Cityデザイン=健康な街づくり」でした。これこそが<予防医学の新しいミッション>なのだと。つまりは街全体で住民の健康づくりに取り組むコミュニティを力を合わせて作っていくということです。お年寄りが元気な街(=お年寄りをお年寄りとして扱わない社会)つくりをしながら、かかりつけの町医者が人生の管理をし、隣り同士が助け合う社会つくり・・・考えてみれば日本の町はどこをみてもそんなところしかなかったのに・・・そのために予防医学が先導しなければならないと云いたいのだと理解しました。閑散とした商店街を後目になぜにとげ抜き地蔵前商店街はあんなにジジババだらけで溢れているのか?ありふれた普通の商店街なのに何が違うのか?それは「コミュニケーション」だ!あの町では店の人との会話がいつも誰に対してもあるからだ!と云われたことばがとても印象に残りました。ハードよりもハート・・・ここでもこのことばを思い出しました。

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