スロージョギング
先日の日曜日に、「ニコニコペース」や「ステップ運動」でおなじみの田中宏暁先生(福岡大学スポーツ科学部)のスロージョギングについての講演があるというので、八代まで行ってきました。
運動は、生活習慣病を改善させるだけでなく、老化を防止し、脳を鍛えることができる。高齢者の介護予防にもなり、がんになりにくいカラダができる・・・良いことだらけです。一番有効な運動量はAT値(無酸素性閾値)やLT値(乳酸性作業閾値)で表されるレベル~これが、隣りの人と楽しくしゃべりながら、しかもいつまででも続けられる運動レベル(「ニコニコペース」)~ですが、さらに同じような運動でニコニコペースの倍以上の効果をもたらす運動として確立させたのが、「ためしてガッテン!」で一気に有名になった「スロージョギング」なわけです。詳細は、ネットや成書に委ねますが、歩く速度より遅く走るこの方法で皆が痩せて多くがホノルルマラソンを完走するようになるようだから、本当にすごいのだと思います。
先生のデータを眺めながら、明確な事実を2つ見つけました。「続ければ必ずできる」ということと「やめれば必ず戻る」ということです。スロージョギングは今までのジョギングの概念を覆すほど楽な運動だそうです。きつくない運動なのに、続けておけば体力はキープできるし病気も予防できるのです。運動に興味もなかったのに、続けておけばマラソンを完走できるようになるのです。・・・こんなに画期的な方法だと分かっているのに、じゃあ今すぐ誰もがスロージョギングを始めるでしょうか?朝昼晩の短時間運動を毎日続ければ良い、でも続けなければダメ・・・そんな行動を誰に強要されるわけでもなく一人で続けるのは、それはそれなりにかなりむずかしいのではないか・・・そんなことを考えてしまいました。
ま、それが真理かどうか、とりあえず自分でやってみて試すしかないのですが・・・ちょっと面倒くさい。
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コメント
こういうジョギングがあるのですね
できそうだな と思いながら
実際に自分がやっている姿を
全くイメージしていない自分に気づく…
でも前向きに考えよう
投稿: hanamegane | 2010年2月25日 (木) 07時40分
hanameganeさん
講演の後の控え室で田中先生に「なかなかモチベーションガ上がらないです。」と言いましたら、「まず何ヶ月後かのマラソン大会に参加表明するんです。そしたらできます。」と言われました。
hanameganeさんもホノルルマラソン、いかがですか?
あ、まだわたし自身が動いていなかったですね。
投稿: ジャイ | 2010年2月25日 (木) 12時11分