« 低LDLは流行(はや)り? | トップページ | 寝過ごした~? »

「高齢者」の定義

日本の場合、「高齢者」は<65歳以上>と定義されています。

ところが、「自分は高齢者だと思うか?」という問いに「Yes」と答えた人は60歳~64歳では20%にも満たないのだそうです。65歳以上になると50%くらいになりますが、これは法律的な定義に社会が従っている(「定年」という風習が一番大きい)から<やむを得ず>ではないかと考察されています。でも一方で、「高齢者」の体力や知力は、「高齢者」が定義された当時より10~15歳以上若返っていると云われています。つまり今の「高齢者」は主観的にも客観的にも(社会的にも)「お年寄り」ではありません。

こんな中、先の第38回日本総合健診学会の特別講演で「高齢者の膝痛とその対応」というお話をしていただいたのは駿河台日大病院の斎藤明義先生でした。お年寄りは教科書的な運動を真面目にこなそうとします。若いときの体力がないからこそ運動力を維持して若さを保ちたいと焦っている印象です。斎藤先生のご講演の中でも、「運動機能のクオリティを下げたくないと考えているご高齢が世にたくさんいて、彼らの希望をかなえるためにどうしたらいいのかをいつも考えている」という話を興味深く聴かせていただきました。「まだまだ若い頃の体力のままだし、いつまでもゴルフやバスケができるカラダのままで居たい」と思っているわたしも決して例外ではありません。自分のことを「中年」と呼ばれること自体を許せないと思っているのだから、これから先もそう簡単に「自分は高齢者」なんて認めはしません。

ただ、現代社会の生活パターンを考えれば若い人ほど年寄りになるのは早いでしょう。だからこそ整形外科学会が提唱している「ロコモティブ・シンドローム」はとても大切なんだと思います。「メタボリック・シンドローム」は定着するのに何年もかかりました。ロコモもまだまだ時間はかかるでしょうが、今の若い人たちに早々に「動かないと歳をとる」ということを気付いてもらいたいものです。

|
|

« 低LDLは流行(はや)り? | トップページ | 寝過ごした~? »

心と体」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 低LDLは流行(はや)り? | トップページ | 寝過ごした~? »