アンケートのお返事
先日、東京の大きなホテルから一通の手紙が届きました。そこは、先日上京したときに二泊滞在したホテルです。
一枚の便箋には、総支配人のサイン入りで、宿泊利用とアンケートに答えた意見へのお礼が書かれていました。別にクレームを投稿したわけではありません。とても教育された従業員の対応にはとても満足でしたし、部屋でもゆったりとくつろげました。次にこの界隈に来るときにもここを選ぶだろうなと思いました。「気付いたところ」の欄に、パソコン貸し出しをする割には部屋の灯りが暗すぎる感じがすることと、シャワーの使用方法の絵の蛇口の矢印が実際と逆向きになっていることを書いただけです。
でも、このホテルならきっとこの手紙が来るだろうと思っていました。以前、神戸のホテルで食堂の対応ミスを指摘したらお詫び文と宿泊割引券が届きました。これは、アンケートを求めているホテルなら当たり前です。でも、クレームでないときには必ずしも返信は必要ありませんし、書いた方もそれを求めていません。それでもこのホテルはきっと返信を出すだろうと、従業員の対応を見たときにそう思いました。文面はワープロ文字ではありますが、内容は具体的で、オリジナルに書かれていることは明白でした。
サービス業の世界では、この日々の気遣いの有無が質の高さでありリピーターを作る唯一無二の手段なのだということを、実は今の職場に移動して知りました。病院に勤務していたころ、この病院はサービスについては日本でもトップレベルだと思っていましたが、今の部署に移動して、人を相手にする仕事にはもっと上があることを知りました。
うちのセンターの担当者も、無記名でない限り必ずすべての利用者に返事を書いています。これは決して先日書いたような紋切り型のデジタル文章ではありません。
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コメント
昨年両親と三人で泊まった山口の温泉旅館から、後日礼状のハガキが届きました。
夕食の時に素敵な笑顔で挨拶に来てくれた女将さんの手書きの筆文字で、内容もあの日話した私達家族のことで。(アンケートにも答え、粗品のボールペンを人数分三本もらいました)
あちらはお仕事でされていることでしょうが、すごく爽やか、かつ暖かい気持ちなったのを思い出しました。新しいわけでも、特に豪華でもない宿でしたが、また泊まりに行きたいと思いました。
逆に、小国にある結構いいお値段を取る、いわゆる鄙びた雰囲気の離れのお宿で「二度と来るもんか!」と思ったことも。
ハードよりもソフトですね。それは保育園も一緒なんですよね。
バリウム、毎年飲みます。
投稿: あやの | 2010年2月 9日 (火) 21時48分
あやのさん
人の関わりは、いつも心から。
ハードよりもハート。
アナログからデジタルへ、そして今、再びアナログへ。
何か最近そんな世界が人間社会の基本であると普通に思えるようになってきました。うちのアテンダントのお嬢さんたちが仕事の合間に一生懸命手書きでハガキを書いている姿も、とても格好良いなと思います。
毎年飲むなら、バリウムよりカメラの方が全然お薦めなんですけどね・・・。
投稿: ジャイ | 2010年2月 9日 (火) 22時05分
父は、毎年『馴染み』の胃腸科に“バカンス”と称して一泊します。下剤の効果をじっくり楽しむ為か f^_^; 個室を取って、胃カメラも大腸カメラもその他?も受けて、晴れ晴れした顔で帰ってきます。
私も行ってみようかな。
父がお世話になっている大将…じゃなかった…先生に会いに(^0^)/。
投稿: あやの | 2010年2月 9日 (火) 23時23分
是非お薦め
宿便とってデトックスダイエットの意味も含めて、上から下から経験してみてください♪
投稿: ジャイ | 2010年2月10日 (水) 01時06分