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生かされている。

東京の劇団で芝居を続けている大学時代の友人が、胃がんになりました。

何かと心労が溜まって急性胃炎で通院していた診療所で、たまたま胃カメラを受けて組織検査してもらったらそれが早期胃がん(IIc)でした。組織型がちょっと気になりますが、それでも彼が早期胃がんを見つけてもらったということは、奇跡に近いのではないかと思います。

わたしたちの様に医療機関に勤務している人間は、年1回以上の<健診>を受けるのは当たり前のことです。一般企業で働いている皆さんも、事業所からの強制的な指示により<定期健診>を受けます。特定健診が始まって<がん検診>の類が若干疎かにはなってきましたが、それでも胃カメラか胃透視くらいは受けます。ところが、彼のような自由業の人と世間の主婦の多くは、おそらく健診や人間ドックを受けません。国民健康保険に入っている人の<特定健診>受診率が異常に低いことを考えれば容易に想像できますし、わたしの親しい友人(主婦)も「健診なんて受けたこともない」と事もなげに云っていました。だから、手遅れになる(わたしの従姉妹の大腸がんもそうでした)。症状がない限り調べないからです。

彼もまた、忙しい日々の中で、胃の調子が悪くなかったら医療機関などには行かなかったでしょう。診療所でも胃薬で良くなったなら必ずしも胃カメラをするとは限りません。そんないくつもの偶然が重なって、「たまたま」早期胃がんが見つかり、手術をうけることになった・・・これはもう、偶然ではありますまい。わたしが愛車を大破させるような強烈な衝突事故に遭っても今生きているように、これは<生かされている>と思うのが妥当でしょう。昨年独立した彼にとって、「その人生、もう少しは頑張らなければならんぞ」という宿命的な指示が出ているのだと思って、とりあえずさっさと手術を受けに行くようにメールしました。

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