印象
「あなたは、いつも他人の云うことを否定するよね!」
不愉快そうにうちの妻がわたしを評してそう云います。
「そんなことはないでしょう!」
「ほら、そうやって否定する!」
<・・・そんなことはないよ>と、こころの中で呟(つぶや)きます。たしかに「でも・・・」とか「いや・・・」とか云うことがあるのは否定しません。こっち側(妻)の主張が強すぎて、云われている相手側の考えがわからないときに、可能性としては反対の考え方もできるかもしれないし、「まだわからないんじゃないの?」という云い方をするのです。
それでも、「いつも・・・」というのは彼女の印象に過ぎず、おそらく会話の中の1割程度もないと思います。なのに「いつも・・・」という印象になる。これが世の常です。肯定されていることが大部分でも、一部に頑固なまでの否定があると<この人は否定する人>と感じてしまいます。おそらく、世の『クレーマー』と云われている人たちも、きっとそういう印象でのレッテルを貼られて生きているのだろうと思います。
「本日受診予定の○○様は、去年と一昨年は何もなかったですがその前の年にこういうクレームを云われた方なので要注意です。言葉遣いに気を付けてください。」という申し送りをしているのを横から盗み聞きしながら、「かわいそうに。この人は何か一言気が付いたことを進言しただけなのに、一生『クレーマー』扱いされるんだ!」と、つい苦笑いしてしまいました。
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コメント
私も家族からよく言われます。
『パパはいつも全否定する』
『そんなことはないよ』
『ほら、全否定!』
家族全体が敵です!!
悔しいけど、多勢に無勢・・・黙ってます。
投稿: Haruch | 2010年3月19日 (金) 22時29分
Haruchさん
いずこも同じですね。
うちは敵が1人なだけ楽かもしれません(笑)。
投稿: ジャイ | 2010年3月20日 (土) 09時06分