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洋なし型体形は病気になりにくい

<洋なし型>体形は、<りんご型>体形より健康に良い。それだけでなく、糖尿病や心臓病の保護作用がある、とオックスフォード大学から報告がありました(International Journal of Obesity 2010 オンライン版)。

<りんご型>体型の基本である内臓脂肪からは、日々の必要量に応じて小まめに脂肪酸を貯めたり出したりしています。体中をいつも脂肪酸がうろうろしているために、ちょっとでも余ると、肝臓や筋肉にくっついてしまって悪さをする=それが糖尿病や動脈硬化、心臓病などを引き起こすことになるわけで、メタボリックシンドロームが内臓脂肪蓄積型(りんご型)肥満を基本としている所以です。それに対して<洋なし型>とは太ももや尻周りの皮下に脂肪が付くタイプで、女性に多いと云われています。こっちは本当に必要になるまでじっと蓄えていますので体内をあまりうろうろしません。うろうろしませんから悪さをしにくく、むしろ動脈硬化を抑えるホルモンが健全に働くので病気になりにくくなるのだと思われます。日本ではメタボの概念が提唱されたときからそう説明されてきていますが、その裏付けをイギリスでしてくれたことにこそ意義が大きいように思います。

<洋なし型>体形が、閉経前までの女性に多いこと(女性でも閉経後はだんだん<りんご型>に近くなってきます)は、取りも直さず、女性ホルモンが『種の保存』のための機能をがっちり守っている証しなのでしょう。心臓病もコレステロールも糖尿病も高血圧も、女性は子どもを作れる間はかなり依怙贔屓(えこひいき)に近い優遇措置の中にいます。それが、その権利がなくなった途端に、「あとは自分の力で頑張りなさい」と云わんばかりに男と同じ条件になるわけですね。

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