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相性(後編)

わたしがまだ若かった頃、外来で診ていた患者さんから「先生は細かいことまできちんと説明してくれるから、他の先生より安心できる」と云われたことがあります。いい気になっていたら、他の医師を通して「あの先生(わたしのこと)は曖昧なので云うことが信用できない。私は『大丈夫』の一言がほしいのに・・・」と云う患者さんがいた、と伝えられました(最近外来に来ないと思ったら、そういう理由で医者を代わっていたのです)。つまり、そういうことだと思います。わたしの医師としての態度や素質が良いとか悪いとかの問題だけではなく、同じやり方をしても患者さんによって良い医者にも悪い医者にも見えるものです。だからこそ、自分に合う医者を自分で早く見つけ出すことが、自分の病気をうまくコントロールできる一番の近道だと思うのです。

こんな場合わたしたち医師はどうしたら良いでしょう。自分にはどうしようもないのだから、わたしを嫌いな人は他に行けば良いんじゃない?・・・昔わたしはそう思っていました。でもいつの間にか少し変わってきました。そういう考えになるのはまだまだ患者さんのこころのなかに入っていない証拠なのではないか、と。相手を知れば知るだけ相手の中に入れると思います。そうすると、この人には細かい説明をした方がいい、この人にはあまり語らず「大丈夫だからわたしに任せなさい」と云っておいた方がいい、などという使い分けが自然にできる気がします。結局は人間関係・・・自分から変わって行こうとする気持ちがお互いに出てくると、「相性」なんて意外にどうってことなかったりして・・・。だから、「最初に出会ったときには『こいつだけは大ッキライ!』と思ったのが、今の旦那さん♪」なんてことが世にはたくさんあるのでしょう。

あれ?何を書きたかったんだったっけか?

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