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第一歩

古傷の左膝関節を先日のゴルフの最中に痛め、いまだに階段を上る時に「アイタッ!」と思わず声を出してしまうことがあります。関節の軋むような痛みは、思いがけない時に出るので、本当に憂鬱です。

いろいろ思案した挙げ句、階段を上る時に右足から上り始めるように注意することにしました。第一歩を反対の足にすると第二歩目の左足の時に思いがけない「アイタッ!」がなくなることを突き止めたのです。これはそれなりに奏功しました。ただ、わたしのカラダは、100%いつも左足から第一歩を出すようになっていて、階段を前にすると無意識のうちにちょうど左足から第一歩を出せるように歩幅が調節されます。だから、右足から上るためには階段の前で必ず一回立ち止まらなければなりません。カラダの無意識の調節というのは良くできているものだなと感心する一方で、変えられない自分にちょっとイライラします。

そういえば、いつも左の奥歯でモノを噛むので、カガミに映るわたしの顔が左に歪んでいてビックリしたことがありました。あのときは意識して右でモノを噛むようにがんばりましたが、結局いつの間にか気にしなくなり、今はまた左に歪んだままです。

クセというモノは、そう簡単には変えられないものなんだと、納得しております。

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