校正
先日、新しい商品のパンフレット原稿が校正のために回覧されてきました。読む時間が取れなかったので回覧の最後に回してもらって、翌朝の始業前の空き時間に読ませてもらいました。そしたら、数ヶ所の大きな誤字脱字を発見しました。統一されていない漢字使いも発見しました。・・・何人もがこれを読んで、だれも気付かなかったのかしら?
以前、臨床現場で働いていたときに患者さん向けの病気読本を作ったことがあります。何ヶ月もかけて作ったようです。わたしは県外の病院に出向中でしたが、たまたま帰ってきたときに「これで最終校正になるので読んで気になるところがあったら教えてください」と、当時の師長に原稿を手渡されました。ペラペラとめくってみたら最初から間違い字だらけでした。文法の間違いや不統一表記まで赤ボールペンで指摘したら、とうとう全ページが真っ赤になってしまい、結局発行が1ヶ月以上遅れました。
わたしのチェックが細かいから、というだけのことではないように思います。どうしたらもっと誤字脱字や文法間違いの表記に気付いてもらえるのでしょう?皆さんはきっと、<書き手側の目線>で読んでいるのではないかと思います。もちろん、「絶対間違いがある」と思って読めば見つけられます。でもそれに加えて、わたしは原稿を読むときに<読み手側の目線>に立つ努力をしています。パンフレット(または読本)を渡されたとき、読み手はこれを読んで理解できるだろうか?という目線で読み始めます。書いてあることのひとつひとつをきちんと理解しようとしながら丁寧に読んでいると、「あれ?何か変!」という部分は簡単に目の中に入ってきます。
面倒くさいかもしれませんが、是非そんな目で校正をしてあげてほしいと思います。
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