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給食

「こんなご時世なんだから、小中学校の給食なんか止めた方がいいんだ!」

先日、産業医先に行くのに乗ったタクシーの運転手さんがそう吐き捨てました。
たしか、「赤字財政の中で、ご機嫌取りのための<子ども手当て>なんか愚の骨頂ですよね」「そうそう、どうせもらった金を子どものために使わない親がたくさん居るんだから、いっそのこと手当て支給じゃなくて、不払いが多いと云われている給食費を全部タダにしてしまえば良いんですよ」・・・などと話していた流れで出てきたことばでした。

学校給食は、もともと戦後の栄養失調の子どもたちに成長期に必要な栄養素をきちんとバランス良く摂らせることを目的にしていました。これによって日本の子どもたちは欧米並みの体格と体力を獲得したと云えましょう。もはや現代社会の多くの子どもたちには必要ないもの、むしろ最近は「食べたくなかったら残しても良い」なんてことが通用する時代です(これも、もともとはアレルギー対策だったはずなのにいつの間にか普通に好き嫌いを容認する風潮になりました)から、まったくもって本末転倒の状態なわけです。今どき、コンビニ弁当だって栄養バランスを十分考えられている時代なのですから、運転手さんが云うことはとてもリーゾナブルな考え方だと思いました。

もちろん、現代社会にも、ワーキングプアの家庭で、食事は学校の給食だけという子どもたちは少なからず居ります。彼らにとって学校の給食は命綱です。だからこそ、<子ども手当て>の代わりに<学校給食の無料化>・・・何の問題もない一番の解決策だと思うのです。

なんて、子ども手当てとは何の縁もないわたしとご高齢の運転手さんの無責任な会話ではありました。

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