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偏屈と頑固

「うちの職場に今度入った女性が、ボクのことを『偏屈者』と云ったんだ。初めは『失礼なヤツ』と思ったけど、なんか良く考えたら<言い得て妙>かなと思うようになってきたんだよね。」

先日、高校時代からの友人がそんな話をしてくれました。「自分のことを表すなら普通『頑固者』だろう。しかも、若い女性が今どき『偏屈』なんてことばはなかなか使わないでしょ?それにまず驚いた。」と彼は云うのです。

<偏屈>:[名・形動]性質がかたくなで、素直でないこと。ひねくれていること。また、そのさま。「―な人」
<頑固>:[名・形動]かたくなで、なかなか自分の態度や考えを改めようとしないこと。また、そのさま。「―な職人」「―おやじ」

Yahoo辞書にはこう書かれていました。ほとんど同じ意味ですが、<偏屈>にちょっと蔑(さげす)んだ悪意のニュアンスを感じます。確かに<偏屈>は目上の人に使うには失礼な単語です。それを考えないとしても、彼を客観的に表現するなら<頑固>の方が当を得ているような気がします。でも、彼は冷静に自分のことを分析して<偏屈>の方が自分を表すには当たっているかもしれない、と云いました。「自己分析をするいい機会になったとは思うけど、たぶんその人はそんなに深いことを考えていない気がする。ただ思いついたから『偏屈』を使っただけで、『頑固』が頭に浮かばなかっただけじゃないの?」 ・・・わたしはついつい水をさすようなことを云ってしまいましたが、こういうことばの違いを考える良い機会にはなりました。

偉そうななことを書いていますが、きっとわたしこそが<偏屈者>だと思います。

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

多分、つい2〜3ヶ月前だと思うのですが、職場の一つ年下の男性保育士に『偏屈!』って言ったことがあります。
彼も「頑固なら分かるけれど、偏屈ってどういう意味だ?」ってきいて来ました。その時は、私なりの解釈で説明したのですが、やっぱり『頑固』に良くないイメージを足したモノが『偏屈』だと伝わって(その通りに説明したんだけど)『偏屈』な彼はさらに納得出来なかったようで、その日は帰り際まで食い下がって来たので、「続きはまた明日ね」と家に帰り………。
自分でもちゃんとした意味を知りたかったので、コーヒー片手に広辞苑を開き、『やっぱり奴は偏屈だ』と確認し『これを説明したら、よだきーことになるぞ』と気付き、翌日「T先生は偏屈じゃなくて頑固。偏屈は私やったみたい。」で済ませました。

偏屈・偏窟(広辞苑第六版)
性質がかたよりねじけていること。かたくな。浄、大経師「かたくろしい―な生まれつき」。「―な人」「―者」

投稿: あやの | 2010年5月26日 (水) 00時33分

あやのさん

いわゆる「おとなの対応」ってやつですね~。彼も家に帰って広辞苑引いたんじゃなかろうかしら。

そうですか。やっぱり私の友人の場合も、「偏屈」と「頑固」を比べた上で「偏屈」が選ばれたんでしょうかしらねえ。

投稿: ジャイ | 2010年5月26日 (水) 00時47分

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