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人格

今年も哲学者の皆さんが利用している知的障がい者施設の健診に行きました。見馴れた顔ぶればかりでしたが、年々、現場の喧噪は落ち着いてきている気がします。わたしが慣れてきたというよりも、彼らが年2回の恒例行事として頭にインプットされて慣れてきたのだろうと思います。

「は~い、もしもししますよ~。」「はい、こっちに入るよ~。」・・・この日、ある医療者が発したこういうことば遣いにわたしは異常な違和感を感じました。わたしは、一緒に健診を受けている施設職員さんに対するのと基本的に同じことば遣いで対応をすることにしています。「それでは失礼します。」「少し首の辺りを触らせていただきます。」「はいけっこうです。お疲れさまでした。」・・・別に意図的にそうしているわけではありません。むかしからどうしてもタメ口をたたけないのです。それはお年寄りに接するときも同じです。

彼らにタメ口や幼児ことばを使うのは、「彼らの社会的な知能レベルが低い」と思っているからでしょうか?それとももっと親愛を込めてのことでしょうか?彼らは立派な大人であり、長い人生の経験者です。彼らを一人の人間として対峙するとき、やはりわたしはその年齢の人間としての人格を尊重したいと考えています。

もっとも、哲学者である彼らにとって、そんな些細な問題は取るに足らないものなのかもしれませんけれど。

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